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  • フーバー・スーナーがランドマークの電波天文台に重要な部品を供給する下請け契約を受注

  • 2024/11/19 16:00 公開  HUBER+SUHNER AG
  • ヘリザウ(スイス), 2024年11月19日 /PRNewswire/ -- HUBER+SUHNER(フーバー・スーナー)の英国部門が、西オーストラリア州にあるSKA Observatoryの低周波電波望遠鏡(SKA-Low)の電子部品を供給するアンテナ・メーカーのSirio Antenne(シリオ・アンテナ)から複数年にわたる下請け契約を獲得しました。SKA Observatory(SKAO)は、世界中の国が集まる政府間組織です。その使命は、最先端の電波望遠鏡を構築および運用して、グローバルなコラボレーションとイノベーションより、宇宙に対する人々の理解を深め、社会に利益をもたらすことです。英国に本部を置くこの天文台の2つの望遠鏡、SKA-MidとSKA-Lowは、それぞれ南アフリカとオーストラリアにあります。

    Composite artist impression of the SKA-Low telescope, under construction at Inyarrimanha Ilgari Bundara, the CSIRO Murchison Radio-astronomy Observatory in Western Australia (credit: SKAO)
    Composite artist impression of the SKA-Low telescope, under construction at Inyarrimanha Ilgari Bundara, the CSIRO Murchison Radio-astronomy Observatory in Western Australia (credit: SKAO)

     

    この契約の一環として、フーバー・スーナーUKは、世界的に認められた高品質のSPUMA 195ケーブルとXQMAコネクタを含む150,000を超える部品を、特別に設計されたSMBコネクタとともに供給します。これらのコンポーネントにより、オーストラリアの奥地であるマーチソン地域のワジャリ・ヤマジ・カントリーに設置されたアンテナを接続する重要な無線周波数(RF)リンクが可能になります。これらは、完全なSKA-Low望遠鏡のサブセットを形成する78,000を超えるアンテナ(アンテナごとに2つのフィーダー付き)の間のRF信号リンクを形成する上で重要な役割を果たすだけでなく、現地のサーバ・ステーションやその他の場所のポストプロセス・データ・ステーションへのリンクも可能にします。

    SKA-Lowの主な目標は、初期の宇宙構造をマッピングして最初の星の誕生と破壊を観察することで宇宙の最初の10億年を探査し、最も初期の銀河がどのように形成されたかを理解することです。

    衛星および宇宙部品の製造とエンジニアリングにおける深い専門知識から形成されたフーバー・スーナーの部品は、過酷な環境に耐えうる構成で、耐久性が高く、SKAOの目的を完全に実現することを可能にする費用対効果の高いソリューションです。同社の部品は、複雑な信号処理チェーンを通じて正確な信号伝送を提供し、天空のごく細部を明らかにし、宇宙に対する私たちの理解をさらに広げるという革命をもたらします。

    この契約について、フーバー・スーナーの産業部門最高執行責任者であるReto Bolt氏は「フーバー・スーナーは、マイクロ波、フォトニック、アンテナ技術を設計・製造し、何十年にもわたって世界の宇宙産業向けの優れたデータ伝送を可能にしてきました。私たちは、このプロジェクトが科学のフロンティアを解き放ち、宇宙についての理解を深める可能性を秘めていることを認識しています。シリオおよびSKAOと協力し、この知識体系の収集に貢献できることを非常に誇りに思っています」と語っています。

    「同軸ケーブル供給の信頼できるパートナーとしてフーバー・スーナーを選んだのは、RFコネクタおよびケーブル業界をリードするブランドであるからです」とシリオ・アンテナのプロジェクト・マネージャーであるAntonio Sganzerla氏は述べています。「同社の高い品質基準を私たちは高く評価しています。厳密に管理されたプロセスで製造された精密な製品です。また、同社の生産能力のおかげで、納期を確実に守り、SKAOプロジェクトをスケジュールどおりに進められます。」

    このメディア・リリースは、https://www.hubersuhner.com/en/company/media/newsからご覧いただけます。 

    HUBER+SUHNER(フーバー・スーナー)グループ

    HUBER_SUHNER(フーバー・スーナー)

    世界を舞台に躍動するスイスの企業、フーバー・スーナー社は、電気および光接続用のコンポーネントやシステムソリューションの開発・製造を手掛けています。高周波数、光ファイバー、低周波の3つの技術を駆使し、産業、通信、輸送の3大市場に製品を送り出しています。同社の製品は、最も厳しい条件下においても、性能、品質、信頼性、長寿命に優れています。子会社や代理店との連携を通じて世界80カ国以上にもおよぶ生産ネットワークを構築しており、世界各国のお客様の近くでサービスを展開しています。

    SIRIO(シリオ)

    Giuseppe Grazioli氏は、1972年にガルダ湖から数キロ離れたヴォルタ・マントヴァーナにシリオ・アンテナを設立しました。50年以上にわたり市場に部品を提供し続けている同社は、総面積約6000平方メートルの敷地に、プロおよびアマチュア・アンテナの研究、開発、生産、マーケティング専用の4つの生産拠点を構えています。現在は、娘のStefania氏が30年以上、会社の管理を任されています。

    SKAO

    SKA Observatory(SKAO)は、世界中の国が集まる政府間組織です。その使命は、最先端の電波望遠鏡を構築および運用して、グローバルなコラボレーションとイノベーションを通じて、宇宙に対する人々の理解を深め、社会に利益をもたらすことです。同機関は、英国のSKAOグローバル本部、南アフリカとオーストラリアの電波の静かな場所にあるSKAOの2つの望遠鏡、および望遠鏡の運用をサポートする関連施設で構成されています。

    写真 - https://mma.prnasia.com/media2/2556554/SKA_Low_wide_angle.jpg
    ロゴ - https://mma.prnasia.com/media2/2556555/HS_Logo.jpg

     

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